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コマのこと(2013.6.30)

昨日新聞に、日本人10人が亡くなったアルジェリア人質事件を題材にした絵の記事がありました。不思議な空気感を持つ絵。記事の最後に7月6日まで、上野の東京美術館ギャラリーBの美術集団「齣展」で展示、とあったのを読み、はっと思いました。

2ヶ月前わが家にいた猫、コマが慢性腎不全であり、検査数値から見て助からないだろうとブログに書きました。このコマの名前の由来は(今となっては正確にはわかりませんが)、たぶんこの「齣展」です。

コマの元飼い主は画家H.Eさんでした。病気で倒れた年も齣展に出展していて、何度か招待状をもらいましたが、上野まで見に行くことはできませんでした。清瀬市郷土博物館で行われる美術展だけは、毎年見に行きました。シュールレアリズムの系譜をひくHさんの絵は、素人の目から見ても、他の絵とは異質でした。おどろおどろしい不気味な作品。それでいて、いつまでも見ていたいような不思議な絵でした。Hさんは、4年前の清瀬市美術展の会期中に脳梗塞で入院しましたが、その時出展していた絵に、猫の毛が何本かついていたのを覚えています。いつも猫が家にいました。どの猫も短命で、顔ぶれがしょっちゅう入れ替わっていました。猫を増やし過ぎて、大変な事態になったこともありました。

飼い主不在となったために引き取った猫は、コマ以外に2匹でした。後ろ脚に障害を抱え、肝臓腎臓が悪かったヨカヨカ、エイズのまぁちゃん。いずれも、引き取った順番に2年ほどで亡くなっています。

最後に残ったコマでしたが、前回のブログの翌日、4月22日に亡くなりました。亡くなる前々日まで口から食べることができました。前日は食べれば吐く、水も吐く。自ら食を断ちました。強制給餌も拒否して嫌がりました。大量補液(点滴)すれば命をつなぐことはできたかもしれませんが、信頼する獣医さんから「(死期を)延ばすだけだよ」との言葉もあり、また、私自身の希望もあり、積極的治療をしませんでした。

頑固で束縛を嫌った画家のH.Eさんに一番性格が似ていたコマ。命を長らえるためだけに点滴に繋がれるのは絶対に嫌だろうと確信がありました。

コマは、亡くなる前日に数回吐き、夜には動けなくなり、その後、痙攣を4回。それでも最期まで目をしっかりと見開いて、名前を呼ぶと「ニャア」と応えてくれました。いよいよ呼吸が乱れ、意識が薄れ、つらそうになった時、私は先に天国にいっているHさんに祈りました。「早く迎えにきてやって」と。

非科学的なことは、あまり信じませんが、この時は不思議でした。祈った途端、コマは、すうっと息を引き取りました。

長年の通院で疲れてしまったという、猫の飼い主さんの話をよく聞きます。猫は通院や治療を嫌がり、飼い主の顔を見れば逃げるようになるという話もよく聞きます。

人なら話ができるので、患者側も意思を伝えることができます。エンディングノートに延命治療不要と書いて家族に託すこともできます。

でも猫はそれができないため、飼い主側の意思、死生観が問われます。

今回は積極的治療をしなかったわけですが、猫によって性格も事情も違います。なので、これを人に勧める気にはなれません。

コマにとっては良かったと思いますが、私の喪失感が、いままでになく激しく、泣くこともできず、しばらくの間、精神バランスを保つのが難しいほどでした。

いまでも時々、心の中でコマに問いかけます。あれで良かった??返事はありません。

今回、コマの名がつく齣展の記事を読んで、やっとブログに書くことができました。

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名前を呼ぶと、前足を伸ばして応えてくれました。このあとすぐ亡くなりました。誇り高い猫でした。
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by kiyoseneko | 2013-06-30 07:39 | 猫の健康と病気 | Comments(2)

白猫さん(2013.6.28)

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あの白猫はどうなったのですか?とご質問をいただきました。誤ってブログ記事を削除してしまいましたが、無事に保護できましたので、ご安心ください。(上の写真は保護直後、ペットシートが土だらけに。下の写真は、少しだけきれいになって、リラックスして寝そべり、あくびをしてます。)

今は別のボランティアさん宅で保護して戴いてます。里親さんも決まり、幸せになれそうです。ご心配戴いた皆様、ありがとうございました。
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by kiyoseneko | 2013-06-28 09:09 | 活動 | Comments(0)

清瀬市地域防災計画へのパブコメのお願い(2013.6.26)

締め切りギリギリのお知らせとなってしまいましたが、清瀬市が地域防災計画へのパブリックコメントを募集しています。(28日まで)

猫と何の関係が???と思われるかもしれませんが、猫に限らず、犬や小動物(小鳥・ウサギ・ハムスター等)を飼っている人たちが被災して避難所に移動しなければならなくなったとき、これら動物たちと共に一緒に避難できるのか??は大きな問題となります。

東日本大震災では、津波という予想もしない事態があったため、多くの犬や猫も命を奪われました。その数は、いまだに明らかにはなっていません。中には、避難所への犬の同行を断られ、外につないでいた犬だけが津波にのまれて亡くなったという悲惨な事態もありました。

そのような形で愛犬を失った人は、悔恨の念を一生ひきずりながら生きていかなければなりません。人が動物と共に生きるとき、種を超えた命と命、魂と魂のふれあいが生じます。その素晴らしさを体感している人にとって、自らの判断で愛犬・愛猫の命を失ってしまったという事態は、何よりも辛い出来事です。

清瀬市には、犬や猫はもちろん、牛やロバもいます。彼らは、もはや、野生動物ではありません。人の手を借りなければ生きていけない家族同然の動物達です。
もし自宅から避難しなければならなくなった時、動物たちも必ず連れて行くのが理想です。
今の清瀬市には、それが可能なのでしょうか??

清瀬市ホームページの左下に「パブリックコメント」があります。
現在募集中のパブリックコメント。清瀬市の地域防災計画。151ページから152ページ。
「動物救護」の項目。


東京都や獣医師会、ボランティア団体からの協力を得て動物救護をおこなうとありますが、清瀬市には獣医師会はありません。全部で6軒ある動物病院の中で、獣医師会に所属しているのは1軒だけです。平成23年度に動物救援対策協定が、東京都獣医師会と各市区で結ばれましたが、このとき、清瀬市は協定に参加していません。現在はどうなのでしょうか??

また、もし、避難所に犬や猫を連れてきた人がいた場合、それぞれの動物を飼養するだけの設備はあるのでしょうか??動物嫌いな人もいる避難所では、人とペットのスペースを区切る必要があります。犬や猫を安全に収容できるケージ。何日にもわたる避難であれば、当然、ペットフードの備蓄も必要です。清瀬市には、それが備わっているのでしょうか??何も用意されずに「動物救護」は不可能です。

自らが被災することを、どうか想像してみてください。
その上で、こうしたら良い、こうするべきだという私達の声を、パブリックコメントを通じて、市に
届けてください。どうか、よろしくお願いします。
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by kiyoseneko | 2013-06-26 22:06 | お知らせ | Comments(0)

「犬と猫と人間と2」行ってきました(2013.6.19)

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ずっと行きたいと願いつつ、行けなかった映画「犬と猫と人間と2〜動物たちの大震災」を、やっとみてきました。

ひとことでは言えない、大切なテーマを扱った作品です。

悲しいとか、悲惨だとか、残酷だとかの前に、これが東日本大震災の現実。

人が動物と共に生きるということの意味を、責任を、深く考えさせてくれる映画です。

2011年3月11日を境に、動物愛護ボランティアの意識も変わらざるを得なかったような気がします。

内容には、触れませんが、2回泣きました。そのうちのひとつは、保護された犬が小屋の中に小石をたくさん溜め込んでいる映像。なんでこんなことで?というような場面で、涙が溢れてしまい困りました。

猫は猫で可愛いものですが、犬は、けなげです。泣けます。

久しぶりの渋谷でしたが、たまには、清瀬を離れ、気分転換になりました。さて、また、がんばるぞ、と。

皆様もぜひどうぞ。
渋谷ユーロスペースで、上映中です。
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by kiyoseneko | 2013-06-19 17:38 | その他 | Comments(0)

新助成金のお知らせ(2013.6.16最新版)

現在、この助成金は中止しています。
平成25年4月から、清瀬市の飼い主のいない猫の不妊去勢手術費一部助成が始まったため、きよせ猫耳の会からは、一時的に助成を中断していました。

このたび、新助成金の概要がまとまったため、会からの助成を再スタートします。
以下の内容と同じチラシを、市内各公共施設に置きます。チラシ裏が申請書になっていますので、市の助成金を使って不妊去勢手術をした方はぜひご利用ご検討ください。



飼い主のいない猫
不妊去勢手術費用の追加助成のお知らせ 


私たちは飼い主のいない猫の増加を抑制し、人と猫とのより良い共生を目指して、平成23年から活動しているボランティアグループです。

■ご存知ですか??
「飼い主のいない猫(ノラ猫)の不妊去勢手術推進」のために、清瀬市は手術費の一部を市民に助成しています。(メス5,000円、オス2,500円)

■さらに…  きよせ猫耳の会では、
市の助成金を使って手術が完了した猫に対して、
メス3,000円、オス1,500円を追加して助成します♪


Q. どうしてそんなことをするの?

A. これまで、清瀬市のノラ猫への不妊去勢手術は、心ある人たちの私費と、きよせ猫耳の会からの助成金で行われてきました。今年度から市の助成が始まりましたが、手術費全額ではないため、どうしても自己負担が発生します。その負担額を軽減するため、会からも継続して助成を行います。

Q. きよせ猫耳の会が助成するお金はどこから出るの?

A. 会では、飼い主のいない猫への不妊去勢手術の大切さを理解してもらうため広報活動を行っています。不幸な猫を増やしたくない、猫を原因とするご近所トラブルをなくしたい、と願う多くの方々からの善意による寄付・募金を集め、さらに会員からの会費を足して、手術費用の助成に充てています。

Q. きよせ猫耳の会からの助成を受けたら、何か手伝わなければならないの??

A. 手術して一代限りとなった猫たちが、人と共に仲良く暮らせるためのご配慮をお願いしていますが、会の助成を受けたことによって発生する義務や強制はありません。
  
※手続きは簡単。申請書の提出と手術時の領収書のコピーだけです。

問い合わせ先:きよせ猫耳の会 090-1773-8743(松田)

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by kiyoseneko | 2013-06-16 06:42 | 不妊去勢手術助成について | Comments(0)

猫はカブトムシではない(2013.6.14)

昨年受けた電話。
「野良猫の子でもいないかと探したけれど、どこにもいないから子猫がほしい」と年配の男性の声。

まるで雑木林でカブトムシを探すかのような物言いに違和感を覚えつつ、完全室内飼育、不妊去勢手術、終生飼養など、ごく一般的な簡単な条件を提示した途端、「そんなうるさく言うなら、いらない。好きなように飼いたいから」で、電話をガチャン。

こういう人が、猫の多頭現場に来て、可愛い子猫を連れて行くのでしょうか?連れて行かれた猫が幸せになれるならいいけれど。

どこの自治体でも、大抵は抱えている猫問題。無責任な繁殖、遺棄、虐待。

どうしてこのようなことが起きるのか?と考えた時、猫を簡単に入手できる状況に思い至ります。

まるでカブトムシのように、猫を簡単に採集できるなんて、どこかおかしいと思いませんか?

ちなみに、清瀬は雑木林がまだまだ多く、夏にはカブトムシがよくいます。朝、犬と散歩すると、土に潜り損ねたカブトムシをよく見つけるので林に戻してやります。

4年前のある夏の夜、行く道行く道、カブトムシがゾロゾロ歩いていたことがありました。街灯に照らされて、道路を這い回るカブトムシの集団発生は、何かの前兆、あるい儀式のようにすら見えました。

でも猫はカブトムシではないから。
集団発生は人為的に止めなければなりません。絶対に。
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by kiyoseneko | 2013-06-14 10:18 | その他 | Comments(0)

福島から清瀬へ(2013.6.11)

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賛助会員のYさん。かつて、清瀬のムツゴロウさんと言われたほどの動物好きで、今までいろんな動物を保護しています。Yさん宅の庭のケージに、カルガモのミニチュアみたいな子達がたくさんいたこともありました。病院のバルコニーで子育てしていた母ガモが行方不明になり、取り残されたヒナたちの保護を頼まれたというのですが、フワフワのヒナから見事に育てあげ、野生に還したのですから驚きです。
そのYさんのおうちにいるのが、上の写真のハチくん。震災後、飼い主を失ったらしいハチくんを、かなり早い段階から受け入れています。
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そして、つい最近、楢葉町からやってきたミルクちゃん。生後一年でわずか体重2キロの小さな女の子です。他の兄弟犬が体重10キロまで成長したのに、ミルクちゃんは小さいままです。まっすぐ歩けず、頼りなくひょろひょろと歩きます。抱っこされるとウトウトと寝始めてしまいます。小さなあごの中に、通常の数の歯が生えているため、まるでサメのように歯が重なりあっています。乳歯が抜けずに永久歯が生えているため、犬歯が2本、同じ場所から生えています。抜けばいいのですが、小さな体に麻酔もかけられないのです。どうやら近親交配で生まれたらしいとのことです。原発の影響も否定できませんが、それは、この子のせいではないですものね。

以前動物病院で、やはり福島から来た犬を連れたご夫婦に会ったことがあります。ご主人は東京都動物愛護相談センター内に一時保護施設ができた時、ボランティアとして犬や猫の世話をしていたそうです。清瀬にも、そんなボランティアが、もしかしたら、もっとたくさんいるのかもしれません。

「たかが犬猫」「人間の方が大事」と言われることが多いですが、なるほど犬や猫はペットで、牛や豚は家畜で、どんなにきれいごとを並べても、人は自らの命や生活をすべて犠牲にしてまで、動物を守ることはできません。それだけに、人の心を慰めることもあったかもしれない犬や猫たちが、何も分からず避難すらできず、突然放り出されて、本能のまま交配する、それによって生まれてしまう命は悲劇でしかありません。
犬も猫も、世話をしてくれる人間がいてこそ幸せなのだ、ということを、この子たちは教えてくれます。
人が幸せでなければ、犬や猫も幸せにはなれません。裏返せば、不幸な犬や猫がいる場所は、もしかしたら幸せにはなれない人が住んでいるのかもしれません。
そのようなことを、Yさんは自らの行動でいつも私達に考えさせてくれます。ありがとうございます。
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by kiyoseneko | 2013-06-11 21:14 | その他 | Comments(0)

よくよく見ると…(2013.6.10)

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皮膚炎の猫にあってきました。薬が効いてヨダレもおさまり、そのおかげで綺麗になったのだと思っていたのですが、それにしては、あれだけついていた汚れはどこに?

猫たちのお世話をしている方から、不思議な話を聞きました。
「毛をカットしたような跡がある。急に綺麗になったのも誰かが洗ってくれたのではないか?」と。

近付いてみると、確かにカットの跡がありました。私たちの知らない所で、どなたかが、この猫をシャンプーし、汚れがこびりついた毛をカットしてくれたのです。

この場所は、ほとんどの人が猫には無関心だと思っていました。そうではなかったのですね。ありがたくて、涙が出そうです。

シャンプー&カットしてくれた方、もし機会があれば会ってお礼が言いたいです。ありがとうございました。
おかげさまで、ふわふわの毛が戻ってきました。
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by KIYOSENEKO | 2013-06-10 19:08 | 活動 | Comments(0)

もう痒くないよ(2013.6.9)

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以前、あまりにもひどい皮膚炎の写真を載せて、多くの方々から「どうにかしてあげて」とのお言葉を頂戴しました。

亡くなった赤トラ君とは違って、食欲だけはあるから、治る可能性は大いにあると思いました。

ここのメス猫たちの手術がひと段落したので、良い薬を出してくれる先生を、ボランティアの大先輩に紹介してもらいました。そしてなんと!フサフサした毛が生えて来たそうです。

I副会長が見に行って写真を送ってくれました。良かった!!

まだまだ予断は許しません。
先生と相談しながら、これからも様子を見て行きます。ご心配戴いた皆様、ありがとうございます。
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by KIYOSENEKO | 2013-06-09 12:37 | 猫の健康と病気 | Comments(0)

アニマルトレッキング in Kiyose(2013.6.8)

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清瀬は畑の多い町。特に「清戸」と、名の付く地域には広大な畑がまだまだ残されている。

中には、なんの作物も植えていない農地があり、その横を通る時、どうしても気になってしまうのは、畑に残された猫の足跡。

この付近には猫が多いのかな?とか、足跡がどこから来てどこにに向かっているのかな?とか、別に知らなくてもいいことだけれど、ついつい、じーっと見てしまう。

雪山などで、動物の足跡を観察するアニマルトレッキングという遊びがあるけれど、それと似たようなものかもしれない。

肝心の猫の姿は全くないのに、足跡だけを見ると、そこを確実に通過して行った猫の姿が想像できる。

ポコポコと、丸っこい足跡が、たくさんついた畑を見ると、あまり猫が増えなければいいな、農家の人に迷惑をかけなければいいな、と老婆心ながら思ってしまう。そんな日々。
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by kiyoseneko | 2013-06-08 20:55 | その他 | Comments(0)