街は変わり、猫は戸惑う(2016.3.23)

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10年前、初めて複数の猫たちをまとめてTNRした思い出の場所。古い森のようだったのに、いつの間にか更地になっていました。

近所の人の話では、古い木が根こそぎ倒される音は、まるで悲鳴のようだったそうです。

ここで生まれ育った猫たちは、その間、どうしていたのでしょう。何を見て、何を聞き、何を感じていたのでしょう。

10年前、ここは通りかかる人たちが気まぐれで餌を置いていくため、子猫がどんどん増えていました。遠くから自転車でやってくる人もいました。

チラシを張って協力を求めたら、5人の餌やりさんが連絡をくれました。地主さんに挨拶して、みんなでお金を出し合って、必死でTNRした日々が夢のようです。

子猫のうち、里子に出せる子はすべて出しました。

コンクリートの高い塀。
猫たちがここに乗って、いつもご飯を待っていましたっけ。

深夜12時過ぎ、お母さん猫が車に轢かれて死んでいる!という悲痛な連絡を受けて、急いで駆けつけたこともありました。顔は血だらけ、抱き上げた時はすでに硬直して冷たくなっていたね。思い出すと、胸の奥がチクリと痛くなります。

10数匹いた猫も数匹になりました。幸い、まだ当時の餌やりさんたちが通っているそうです。地主さんの家もあるので、広い庭に居場所はあるようです。

街が形を変えると、猫の居場所も、猫の動きも変わります。時が移り、世代交替で、広い敷地が売却されたり、自然がなくなっていくのは仕方ない事かもしれませんが、哀しい思いをする猫がこれ以上増えてほしくありません。

猫に餌をやるなら不妊去勢手術を。
その願いは変わりません。
10年前から、ずうっと。


(追記:4月17日 会員さんからの報告では、市内の数箇所で同じように広大な敷地が開発されて、ハクビシンの目撃情報が増えているそうです。玄関を開けると、塀の上にハクビシンが乗って排尿していて、驚いたそうです。ハクビシンも猫も同じ生き物ですが、ハクビシンは駆除対象動物、猫jは愛護動物。複雑な気持ちになりますね)
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by kiyoseneko | 2016-03-23 19:09 | Comments(0)