練馬地域猫シンポジウムに行ってきました(2016.1.31)

NPOねりまねこさん主催の地域猫シンポジウム。
内容の詳細については、おそらくねりまねこさんのブログ等にアップしていただけると思いますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

個人的な感想。
ひとことで言って、おもしろかった。
いろんな意味で。

私自身は餌やりさんに頼まれてTNRをし続けて、現場で出会った猫を保護譲渡し続けているうちに猫は増えるし体は壊すし、で、TNR&保護譲渡の限界を痛切に感じて、地域猫活動に活路を見出した経緯があります。

それだけに、地域猫活動に限界を感じて保護譲渡に活路を求めたという愛護団体のお話は、とても興味深く…。

不思議だったのは、猫を助けたい、命を助けたいという熱のこもった話には、会場から拍手が沸くこと。批判を覚悟で書くと、背筋がヒヤッとしました。

なぜか。

もし熱烈な猫愛護が多くのボランティアの趨勢なら、地域猫活動によってやっと一般の人々(猫嫌いも含む)に理解してもらえるようになってきた猫ボランティアが、再び、行政や一般の人々から隔絶する日も近いのかなと。

拍手に違和感を覚えたのは私一人ではなかったと思います。

それでも、市単体での「地域猫セミナー」とは違って、行政、地域猫、動物病院、愛護団体といった、それぞれの立場から話を聴くことで、それぞれのプラス面とマイナス面が浮き彫りになり、大変よく理解できました。


勝ち負けではありません。競争でもありません。
自分ができる事を、できる所からやっていくしかないのだということがよく分かりました。
できない事は意地を張らず、できる人たちに助けを求めることも大切ですね。

ねりまねこご夫妻のファシリテーションはもちろん、内容的にも素晴らしいシンポジウムだったと思います。

余談になりますが、練馬区では一人暮らしの高齢者が入院して、家に40匹の猫が取り残される多頭飼育崩壊が、つい先週、発生したそうです。

地域猫を積極的に推進している自治体でさえ、このようなことがまだあるのですね。
今後、どの地域でも同じことが起こる警鐘と受け止めて、猫が増えている家があったら、役所あるいはボランティア団体へ早めの連絡をお願いします。崩壊後では遅いのです。地域の目が頼りです。

また、餌やりさんに「餌をやるな」「連れて帰れ」と責め立てることで、仕方なく室内にすべて入れてしまうケースもあります。そのまま誰の助けも得られなければ人の目の届かない室内で自家繁殖を続けて、今回のような事態に陥ります、というような話も出ておりました。

練馬の飼育崩壊の詳細はNPOねりまねこさん、または、ねこけんさんのブログをご覧ください。必要物資、寄付等も受け付けているようです。
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by kiyoseneko | 2016-02-01 01:27 | その他 | Comments(0)